2020年11月26日木曜日

Shay meeets... SonoTone

 
『私はプレイヤーだから、弾いてみて直感的に「良いか悪いか」なので。』


日本で活動し、Nuitのギタリストとして活躍しているカナダ出身のギタリスト Shay Sawyer Lin 。
ライブでSonoToneを使用している彼女に、その使用感やインプレッションを伺いました。

 




● はじめに、SonoTone弦を使用しての感想を伺えますか?


まず、コーティング弦じゃないのに全く錆びないことに驚きました!
とくに私は、何か指先から出てるんじゃないかってくらい汗をかくので(苦笑)。
某メーカーのなんて一週間で錆びてしまうので、使うのをやめたくらいで…。
あの違いは何なんでしょう? 素材ですか?


● 純度の高い「ピュアメタル」なので、錆びの原因になる雑な要素が無いからだと思います。


なるほど! そう言う事なんですね。
チューニングの安定感も、そのお陰なのでしょうか。
とにかくチューニングが安定してしているのにも驚きました。
通常なら安定するまで2~3日かかるのに、SonoToneは1日で安定しちゃうんです!
これはライブ演奏するプレイヤーによって物凄く重要で、とにかく安心する要素ですね。
ステージとフロアの気温差など心配の要素は絶えないので、本当に助かります。
とくに私はジャガーをメインで使っているので、付きまとっていたチューニング問題が少しでも解消されるとか最高じゃないですか!(笑)

 



● ClassicとVintageを使用されていますが、サウンドの違いはどう感じましたか?


SonoTone全体として感じるのは、アンプを通さない生音の段階で他のと比べて断然ブライトなのが分かります。
かと言ってギラついているのではなく、音が立っているので各ノートがしっかり聞こえます。
矛盾しているかもしれないですが、音は立つのに全体的としては落ち着いているんです。
ダイナミックレンジが広いので、全体で弾くと温かみやダークな部分もしっかり出ます。

Classicはクリスピーなサウンドで、アルペジオを演奏することが多い私にマッチしていると感じました。
シューゲイザーと言うジャンルはファズのような歪みや空間系エフェクトも多様するので、その中でもノートが分かるくらい埋もれないのは凄い!

Vintageは、Classicと比べて少しアタックが強く感じられました。
なので、音ヌケを重視したいライブのタイミングで使ってみたところ、バッチリとハマりましたね。
チューブアンプにも合うなと思いました。

 




● ギターとの相性はどうでした?


私が最近よく使っている Fender American Professional Jaguar はメイプル指板で、通常のジャガーよりサスティーンと低域が強いんです。
ストラトとジャガーの間のような音がします。
ピックアップ・セレクターがセンター時、2つのピックアップ配線をパラレルかシリアルかを切り替えられて、ハムバッカーのようにもなるんです。
シリーズ配線のパワーあるハムバッカーみたいなサウンドが好きなんですが、バンドでの音抜けを意識してパラレルにする事が多かったんです。
そこでSonotoneを使用すると音ヌケが良くなるので、シリーズ配線にできるんです!

音ヌケでもう1つ言うと、歪みペダルの悩みも1つ解消されました。
Friedman BE-ODを使ってるんですが、MIDのコントロールが無いので音ヌケの調整が課題だったんです。
SonoToneは音ヌケが良いので、SonoToneに替えた途端、中高域がグッと前に出て悩みが解決されました。
こんなに弦でEQ感まで変わるんですね…。

あと相性で言うと、Vitageのキャラクターが、フロントPUにハムバッカーを搭載したテレキャスとの相性も良かったです。

 




● 太めのゲージを使用していますよね。


メインギターのジャガーには、11-48を使っています。
どうしてもジャガーだと、テンションが課題になりますからね。
ゲージが軽い方がチョーキングは楽だけど、私自身がピッキング強いので、あまり軽いと音程に影響出てしまうんです。

SonoToneは同じゲージなのに、それまで使っていた弦と比べて圧倒的にチョーキングしやすいのはビックリしました。
指ざわりは、他社のモダンな弦よりも少し硬めに感じるくらいなのに…。
なんでこんなにベンドしやすいのか、脳みそが騙されているのかな?と言う不思議な感覚に襲われましたよ(笑)。
ハーモナイズドチョーキングを多用するので、弦間の感覚に差が少ないのは嬉しいですね。


● それも、粒子が整っているPure metalの特長の1つですね。


SonoToneくらいベンドしやすいなら、更に太い052を試してみても面白いかも!

とにかくプレイヤーは弦の感触の違いには敏感だから、手触りは重要ですよね。
酷い弦も弾いたことあるからこそ、Sonotoneを弾いた瞬間に「ラグジュアリー」だと思いました。
まるで金の弦を弾いてるかのような…。


● なんとゴージャスな(笑)。


私はフィンガーイーズなども使わないので、弦の生の感触は特に気にしちゃいますからね。
表面の粗さも全く感じなかったです。
私はプレイヤーだから、弾いてみて直感的に「良いか悪いか」なので。


● 値段(コスパ)に関してはどう思いました?


値段は高いけど、1カ月もつならそれだけの価値はあると思います。
レコーディングとか重要な局面で使う弦! …と言った感じですね。
アコギ弦に高いコーディング弦を使っていますが、それでも1カ月で変えるので、同じくらいの感覚で買えます。



【Shay プロフィール】

Shay Sawyer Lin
東京を拠点に、Nuitのリードギタリストとして活動中。
ヴィンテージサウンドとリバーブを多用したサウンドを好み、「幻想的」と「攻撃的」両方のサウンドを兼ね備えている。
ハーモナイズドチョーキングを多用したプレイを得意とする。
影響を受けたアーティストは Tera Melos、American Football、Smiths など。




【Nuit 情報】

・五味誠(ZEPPET STORE)プロデュースの2nd アルバム「In My Nature」を2020年6月17日にリリース。
・日本最大のシューゲイザー・イベント「Total Feedback」のコンピレーションCD「Total Feedback 2020」に、「after silence」で参加。
・Nuitオフィシャルweb: https://www.nuit.website/

 

 

 

 




Sonotone 製品ページ: こちら



2020年11月2日月曜日

Voyage Audio at 高円寺HIGH配信ライブ「たをやめオルケスタ」

10/9、高円寺HIGHで開催された配信ライブ「たをやめオルケスタ “レディレディ”レコ発 配信ライブ」で、 Voyage Audio の Spatial Mic が使用されました。 

 


 

今回は大人数のビッグバンドと言うことで、ホーンセクションがフロアに、リズム隊&鍵盤がステージにセットされると言う配置。
Spatial Mic はホーンセクションを中心に収音できるよう、フロアに設置されました。

こちらが、Spatial Mic超しの全体風景。


 

PA卓の横に位置し、サウンドの定位感も非常にリアル。
包み込むようにホーンの音が聞こえるのが印象的でした。
個々の楽器にもマイクは立てていましたが、Spatial Mic の効果が大きいため、今回の配信では Spatial Mic の音がメインとして使用されました。
やはり、こう言ったシチュエーションで本領を発揮しますね!

 

たをやめオルケスタ official web page 

 

 

 Voyage Audio